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失敗だらけのIT導入

日経コンピュータという雑誌に「動かないコンピュータ」という看板コラムがありました。
これは、多額の投資をしたが稼動されなかった、導入されたけれど効果が無かった、最悪の場合は損失に繋がったケースの実例を紹介しており、大変反響を呼んだ企画でした。
(「動かないコンピュータ」は書籍として販売されています。興味のある方は読まれることをお勧めします。)

以下、タイトルを一部抜粋したものです。

  • 完成したシステムを破棄し16億円の損失を計上
  • 導入時の混乱で100億円以上の売上を失う
  • 総額240億円を投資したが、本稼動を3年延期
  • ボタンの掛け違いでトラブル、4年かけてようやく収拾
  • 実態のないソフトを導入してしまった
  • サーバの性能不足で受注処理が混乱し業績が悪化
  • テスト不足のまま利用に突入、取引ができず

衝撃的なタイトルが並んでいますが、これは対岸の火事ではありません。
日経コンピュータ2003/11/17号に掲載された調査結果によると、赤字でないプロジェクトはわずか26.7%に過ぎず、約3/4のプロジェクトは程度の差こそあれ失敗したプロジェクトとなっているのです。

しかし、失敗に至る過程には、様々な兆しが現れることがあります。
この兆しに注目してみると、ほとんどの失敗プロジェクトには共通点が見つかることが多いのです。
逆に共通点を整理し、失敗パターンに陥らないよう注意したところ、かなり多くのプロジェクトで大成功を収めることができました。

IT導入は、例外なく高額です。
本当に小さいものでも100万以上かかりますし、億を超えるプロジェクトも少なくありません。
それだけの投資をするのですから、きちんとした結果を出したいものですね。