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■第6回 ハレとケ
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「ハレとケ」という言葉をご存知でしょうか。
日本人の伝統的な世界観で、民俗学や文化人類学で使われる言葉です。
「ハレ」は「晴れの舞台」や「晴れ着」のように、非日常的なものを指す
ようです。
一方で「ケ」は、現在では使われていません。
昔は、普段着を「ケ着」と言ったらしいのですが、今では省略されています。
●ハレとケによるマーケティング
さて、日本人の伝統的な世界観である「ハレとケ」ですが、マーケティング
とも関連があると言われています。
例えば、結婚式のような「晴れの舞台」では、普段泊まらないような高級
ホテルで式を行い、高級料理が並べられます。
普段は高くてとても手が出ないはずなのに、一生に一度だからという理由で
簡単にハードルを乗り越えることができるのです。
また、「ハレ」は商圏も広がる特徴があります。
今晩の夕飯を買うだけなら、近所のスーパーで十分ですが、大切な恋人との
記念日には、六本木のレストランまで足を運んでしまいます。
これをマーケティングとして考えると、自身のビジネスが「ハレ(非日常)」
なのか、「ケ(日常)」なのかによって、商圏と価格を決めやすくなります。
もし、非日常的なモノやサービスを扱っていながら、狭い商圏でのみ展開
していたとしたら、インターネットの活用によって、一気に商圏が拡大する
可能性があります。
例えば、普段なかなか手に入らないような商品を販売している店が、ある町
の商店街に店を構えているといった場合、商店街に来る客は近隣の住民が
ほとんどなので、実質的な商圏は大変狭いと言えます。
そこで、インターネットでお店の宣伝をしたところ、わざわざ遠くから足を
運んでくれたり、インターネット経由の注文が増えたりするのです。
ネットショップで大成功するお店と、全く反響の無いお店の違いがここに
あります。
では、商圏の狭いビジネスは、インターネットを使う意味が無いかと言うと
そのようなことはなく、地域に密着した情報展開をしていけばよいのです。
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