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━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ■第23回 不景気と広告費 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━  10月27日に日経平均株価が7500円を一時的に割り込み、1982年11月以来とな  る安値を記録しました。  その後、割安感からか若干買い戻されつつありますが、まだまだ根本的な問  題は解決されておらず、まだまだ油断できない状況だと思います。  株式市場だけでなく、日本国内の先行きも不安感が増しておりまして、上場  企業でも業績を下方修正したり、倒産するところも現れました。  景気が後退しているのは誰がみても明らかで、多くの企業では今後さらなる  コスト削減を余儀なくされると思われます。 ●不景気になると  コスト削減の最初に挙げられるのは広告費です。  特に主要メディアである、テレビ・ラジオ・新聞・雑誌への広告費は大幅に  カットされることが多いようです。  しかし、すべての広告を止めてしまうと商売にもならない訳でして、代わり  に低コストな広告にシフトすることになります。  そこで注目されるのがインターネット広告です。  実際、数年前の不況下でも、主要メディアの広告費が減少する中、インター  ネット広告は増加していました。  来年はより景気が悪化していきそうなので、今回もインターネット広告への  移行は進むものと考えられます。  既にテレビ東京が、CM収入が激減したという理由で業績を下方修正してお  り、おそらく他局も続くでしょう。 ●インターネット広告の利点  インターネット広告の利点と言えば、やはり単価が安いことでしょう。  検索連動型広告の場合、わずか1クリック9円くらいからですので、ニッチ  な分野であれば、あまりコストを掛けずにすみます。  また、検索結果と連動しているので、実際の購買層に近い人がクリックして  くれる可能性が高いです。  テレビ・ラジオ・新聞・雑誌の場合、視聴者を絞り込むことが困難(テレビ  やラジオなら番組のテーマによっては可能です)ですので、そういう点でも  有利です。  例えば、「ボジョレーヌーボー」というキーワードで検索する人は、解禁日  に飲みたいなと思って検索している人が多い訳でして、その結果ページに広  告が表示されていれば、購入に結びつく可能性も高いのです。  そして、購入に結びついた人、結びつかなかった人をアクセスログを通して  分析することによって、原因を探ることもできます。  アクセスしてきた地域、平均滞在時間なども分かりますし、どのページから  遷移してきたかも分かりますので、購入しなかった人がどのページで離脱し  たかも検討がつけられます。  テレビ・ラジオでしたら、視聴率しかデータが無いことを考えると、これは  大きな強みと言えるでしょう。  こうしたデータを利用して、結果を振り返ることで次回の戦略に繋げること  ができるのです。 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━