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━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ■第24回 退会させないサイト ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━  サービスの利用やダウンロードのために会員登録させるサイトを多く見かけ  ます。  会員登録させる目的は、顧客の囲い込みです。  月額の利用料金を回収するためであったり、定期的に販促メールを送信する  ためであったりします。  インターネットを利用してビジネスを行うときは、顧客名簿をいかにして集  めるのかがポイントであり、集めるための餌として無料サービスやダウンロ  ードを提供したりします。  しかし、こうして集められた名簿全てが見込み客とは限りません。  中にはダウンロードだけしたら、さようならという人もいるでしょう。 ●退会させないために  無料サービスやダウンロードを提供すると、確かに会員は増えますが、これ  は一時的であり、見込み客でない人はすぐ退会してしまいます。  すると、管理者はこう考えます。  「せっかくサービスを提供してやったのに、半分も残らないじゃないか。   なんとか退会を阻止できないだろうか」と。  そんなサイトの多くで採用されている方法が、退会の仕組みそのものを無く  すことです。  退会フォームなんてどこを探してもないですから、退会したければ管理者に  メールで申請しないといけないですし、その後、申し込み用紙に記入して郵  送とか、わざと面倒にしてあったりします。  ここまでやると、とにかく面倒なので退会しないという人もかなり多いので  すが、送られてくるメールはスパムフィルタで弾くように設定されたり、メ  ールアドレスを変更する人もいます。  退会させないという目的は果たしたかのように見えますが、実は見込み客の  増加に全く貢献しません。  会員数という数だけに執着し、見込み客数を見落としているため、「どうし  てうちのサイトは会員数が多いのに儲からないんだろう?」ということにな  るんですね。 ●「去る者追わず」の精神  退会する理由は人それぞれであり、「引っ越す際に一時的に退会したい」と  いうこともあるかもしれません。  こういう人は、実は見込み客なのですが、簡単に退会できなかったことで不  信感が増し、二度と戻ってこないことがあるのです。  「来る者拒まず、去る者追わず」という言葉がありますが、サイトの会員登  録もこのようにすべきです。  みなさんもご存知のとおり、このメルマガは冒頭に退会について触れていま  す。  一見すると冷たいようにも思えますが、本当に解除したい人にとっては、本  文を読む前に解除できるのは、ありがたいはずです。  私の経験では、ニフティが退会しやすく、しかも退会日の指定までできるよ  うになっていました。  退会する人に対する気配りは、見事としか言いようがありません。  ここまでするから、これまで生き残ってこれたのだと思います。 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━