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━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ■第37回 ペーパーレス ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━  前回、コスト削減についてお話しましたが、その延長ということでペーパー  レス化について考えてみたいと思います。  ペーパーレス化は、文字どおり紙の使用頻度を減らすことで、用紙代や印字  代を節約するほか、環境保全の一環として取り組んでいる企業もあります。  また、従来紙で行っていた作業を別の方法に切り替えることで、業務改善を  図る目的で行われることもあります。 ●紙を使用しない業務フロー  よくある例として、会社の旅費清算などが考えられます。  かつては、専用の精算用紙に記入し、担当者のところに持っていったもので  すが、最近では申請システムで入力するだけで申請が完了するため、手間が  掛かりませんし、結果的に紙の使用を減らすことに繋がります。  ただ、目的が紙の削減ではないので、大きな削減効果はありませんし、シス  テムを導入するコストが掛かってきますので、計画段階で対費用効果を考え  る必要があるでしょう。 ●ドキュメントをPDF形式で管理する  作成したドキュメントをPDF形式で、サーバで管理するようにすることで用  紙代と印刷代を削減します。  環境対策として行われるペーパーレス化の主たる方法です。  ファイル形式をPDFに統一することで、PDFのリーダーソフトさえインストー  ルされていればドキュメントを見ることができるので、添付ファイルとして  メールで送るにも向いています。  一旦印刷したものをFAXで送っていたものは、PDF形式にしてメールで送れば  FAX代の節約にも繋がります。  PDFは暗号化すると内容を変更できませんので、改ざん防止もできる点も忘  れてはいけませんね。 ●既存書類をPDF形式に変換する  オフィス内には、数多くの書類があります。  そのほとんどがバインダーに閉じられたまま、ロッカーに眠ることになるの  ですが、置き場所に困っている所も多いのではないでしょうか。  そこで、それらの書類を電子化し、サーバ上で管理することによりオフィス  をスッキリさせることができます。  2005年4月1日より、e-文書法という法律が施行されまして、これまで紙媒体  で保管義務があった書類の一部が、電子データでも保管しても良いことにな  りました。  対象となるのは、契約書・見積書・注文書・請求書といった財務・税務に関  係する書類や、カルテなどの医療関係書類などです。  もちろん、ただ単に電子化しただけではダメで、高解像度であったり、タイ  ムスタンプが登録されていたりと要件がいくつかありますが、e-文書法に対  応したスキャナを使うと、これらすべての要件をまとめて解決できます。  ほとんどのスキャナにはOCRソフトが付属していますので、キーワードでの  検索もできるようになるメリットもあります。  ただし、確かにオフィスから書類は無くなるのですが、そのつど印刷をして  いると紙の消費量がかえって増えてしまうこともあります。  (企画・設計など、紙を使って考える職場で顕著です)  ドキュメント管理・印刷のルールは職場によって違うため、これといった目  安を示すことができないので、現場で一度話し合ってみると良いのではない  でしょうか。 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━