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━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ■第43回 モバイルサイト ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━  昨年末のパソコン世帯普及率は85.9%だそうです。  ほとんどの家庭に一台はパソコンがあるという状況ですが、携帯電話は値段  的にも安価であるためか、世帯普及率は95.6%に達します。  特に若年層や女性は、それ以外の方々に比べてパソコンを利用しないことが  多く、携帯電話への依存度が高い傾向にあります。  これまでも、ホームページでの情報配信を薦めてきましたが、若年層や女性  をターゲットにするサイトでは、携帯向けサイトを作成した方が効果が高い  こともあります。  携帯向けサイト(モバイルサイト)の作り方は、パソコン用サイトとほぼ同  じですが、その特性ゆえに注意しなければならないことも、いくつかありま  すので紹介したいと思います。 ●検索エンジン  パソコンで検索をするとき、ほとんどの人はYahoo!かGoogleを使用します。  携帯でもこの2つはよく利用されますが、その他にキャリアポータルから検  索されるケースが多いです。  ということは、Yahoo!・Googleに加えて、docomo・au・SoftBankの検索エン  ジンも対応しなければなりません。  パソコン用サイトであれば、Yahoo!・Google向けの対策を考えれば良かった  のですが、少々面倒ですね。 ●ユーザーエージェント  モバイルサイトを作成した場合、各キャリアの端末毎に異なる仕様がありま  すので、ページを分けることになります。  分けると言っても、ドメインを分割する必要はなく、トップページでキャリ  アを判別して、各キャリア専用のページにリダイレクトさせます。  例えば、http://www.example.com/ というサイトがあった場合、docomoでは  http://www.example.com/i/、auでは http://www.example.com/ez/ へリダ  イレクトするといった感じになります。  このように作成していれば、http://www.example.com/ で検索エンジンに登  録することができます。  キャリアの判別には、「ユーザーエージェント」という情報が使われます。  ユーザーエージェントには、パソコンであればブラウザの名前、携帯電話で  あれば機種に関する情報が記述されているので、これで判別します。  携帯電話毎のユーザーエージェントは、各キャリアのホームページで公開さ  れていますので特に注意すべきところはないのですが、意外と忘れがちなの  が検索エンジンのクローラーが使用するユーザーエージェントです。  例えば、Googleであれば「Googlebot-Mobile」というユーザーエージェント  なのですが、これをきちんと登録しておかないと、対象外としてエラーペー  ジに飛ばしてしまい、検索エンジンに登録されなくなってしまうのです。 ●IPアドレス  ユーザーエージェントと同様に気をつけるものとして、IPアドレス制限があ  ります。  各キャリア毎にIPアドレスが決まっておりますので、そのIPアドレス以外か  らのアクセスを拒否してしまえば、特定キャリアのみで表示できるサイトが  できることから、IPアドレス制限をすることがあります。  ところが、Yahoo!やGoogleのクローラーは、キャリア指定以外のIPアドレス  からアクセスしているため、ユーザーエージェントと同様にエラーページに  飛ばしてしまい、検索エンジンに登録されなくなります。 ●UIDやEZ番号  個人を特定する情報として、UIDやEZ番号があります。  月額利用料が発生するサイトなどでは、これらの情報を利用して対象者かを  判定していますが、クローラーは当然の事ながら利用者としてのUIDを持っ  ていないため、それ以上先のページを表示できないことになります。  検索エンジンにサイト内部を登録してもらう場合は、擬似的にUIDやEZ番号  を割り振る必要があるでしょう。 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━