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━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ■第3回 コメントに愛を ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━  今日はプログラミングの話題です。  私は、趣味でオープンソースのプログラムを作っているのですが、一番注意  していることは、コメントの書き方です。  もちろん、プログラムの品質も重要なのですが、オープンソースの場合は、  利用者が不具合を修正できるという特徴があるので、品質以上に気を使わな  いといけません。  誰が読んでも理解できる。  そんなレベルのコメントを書くのが理想です。 ●ですますコメント  私が推奨しているのが、「ですますコメント」です。  その名のとおり、語尾がですます調になります。  例えば、   // 社員登録   社員マスタ.Save();  こんなコードがあったとします。  これを、「ですますコメント」に変えると、以下のようになります。   // 入力データを社員テーブルに登録します。   社員マスタ.Save();  なんとなくですが、温かみがあるような気がしませんか?  最初の例では、単語だけのコメントだったのに対し、「ですますコメント」  では、語りかけるような文章で説明しています。  人との会話も同様です。  「これってどういう意味ですか?」と聞かれ、「社員登録」とだけボソっと  言われたら、あまりいい気分ではないですよね。  自分以外の人の書いたコードを読むのは、多くの場合、楽ではありませんか  ら、せめてコメントだけでも気分良く読んでもらいたいものです。  ソースコードの半分は優しさで作られています。 ●ドキュメントの自動生成  コメントの優しさついでに、ドキュメントの自動生成も考えてみたいと思い  ます。  最近の開発ツールには、コメントからドキュメントを生成できるものが増え  てきたように思います。  Javaには、Javadocがあり、.NETにも、SandCastleというツールがあります。  (SandCastleはまだベータ版ですが、十分に使えます)  これらのツールは、ソースコード上に決められたフォーマットでコメントを  記述しておくことにより、HTML形式やHelp形式のファイルを生成することが  できます。  ソースコードから生成されたドキュメントなので、コードと整合性が取れて  いるため、クラスの関係を知りたいときや、目的のクラスを探すときなどに  大変便利です。  それだけでなく、このドキュメントが納品物として認められるケースも多い  ため、ドキュメント作成に費やす時間を削減することも可能です。  私の場合、詳細設計フェーズでクラスを作成し、コメントを埋めてドキュメ  ントを生成しています。(ビジネスロジックは書いていません)  詳細設計書の一部として納品できるので、コストが削減できます。  開発フェーズになると、既にクラス、メソッド類が定義されており、使い方  がコメントとして書かれているため、プログラマはスムーズに作業すること  ができるだけでなく、設計通りの実装に導くことができるのです。  ※ クラス設計がきちんとできていることが前提となります。 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━