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━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ■第21回 年齢の計算方法 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━  「明日で20歳の誕生日だから、今日は10代最後の日を楽しむんだ」  のような台詞をドラマなどで見かけることがあります。  でも、冷たいことを言ってしまえば、間違ってるんです。  既にこの人は20歳になっています。 ●年齢計算に関する法律  明治35年に「年齢計算に関する法律」という法律が定められました。  民法143条とも言います。  その民法143条によると、  一.週、月又は年によって期間を定めたときは、その期間は、暦に従って計    算する。  二.週、月又は年の初めから期間を起算しないときは、その期間は、最後の    週、月又は年においてその起算日に応当する日の前日に満了する。ただ    し、月又は年によって期間を定めた場合において、最後の月に応当する    日がないときは、その月の末日に満了する。  となっています。  要約すると、前日に歳をとるということです。  年齢は満年齢で数えます。  これを暦で置き換えてみると、暦での1年間は1月1日から12月31日までです  ね。1月1日から翌年の1月1日までではありません。  同じように、1月1日に生まれた人は12月31日で1年間生きてきたことになり  ますので、誕生日の前日で歳をとるのです。  この法律があるため、4月1日生まれの人は3月31日に歳をとることになり、  1つ上の学年になるんですね。  この法律はうまくできていて、2月29日生まれの人も毎年歳をとることがで  きます。  誕生日に歳をとる場合だと、4年に1回ですからね。  3月1日生まれの人は、前日ということで、2月29日のときもあれば、2月28日  もあるという、ちょっと変わった感じではありますが。  システム開発でも年齢を扱う場合は、この法律に従います。  例えば年金に関するシステムなどでは、1日生まれの人は支払いや受給の月  が変わってしまうことがあるので、気をつけましょう。 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━